第57日目:Coffee Break? 〜こんなサーバ(Dual)作り始めてます〜
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どうも、('A`)です。
えーと、昨日は雨の降る中ルスツまで行って、桜の苗木を植えてきました。
サミットが近付いていることもあって、警察車両があっちこっちで走っていました。
(でも、「検問」って看板立てながら1台も止めずにじっと立っている警察官を見てると
「何を考えているんだろう。ひょっとして罰ゲーム?」なんて考えちゃいしました。)
あ、昨日の様子についてはココで報告していますので、よろしければご覧下さい。
あと、前回の日記を見た人から「A-TigerのCPUっておかしいの?故障しているの?」と
誤解を与える様な文章を書いちゃいましてすみません。。。
A-Tiger 2号機(tiger3503)と 3号機(tiger3504)は今のところ何処にも異常はありません。
ご安心下さい。
土曜の夜にcサーバ(c202、c203)として稼働し始め、月曜日の昼時点で順調に動いています。
様子を見てからになるとは思いますが、今週また何台か作る事になると思います。
で、ちょっと誤解を与えてしまったサーバですが、これからお話しますね。
前回の日記でもお話しを出しましたが、('A`)の方でお客様から依頼されて「特注サーバ」を
作り始めたところです。
「何が特注か?」、といいますと・・・今回のサーバは「1台で2台」のサーバなのです。
(1つのケースに2つのサーバセット(CPUとかHDDとかNICとか電源とか)が
入っているサーバなのです。)
以前PolywellのSam社長からサーバをもらってインストールしたのを書きました。
(日記の第23日目、第24日目、第25日目で取り上げています。)
で、この時のサーバは「奥行きが通常の1Uサーバの半分」でした。それで1台のサーバとして
動いていた訳です。
なら、「1Uの匡体(ケース)で実質2台のサーバが収まらないか?」という事になって・・・
Sam社長に「そんなサーバ有りますか?」って聞いてみました。
そうしたら、あったんです、「Dualサーバ」という名前で。
Polywellでも製品としてラインナップにあるのですが、データセンター(PIE)では今まで
このタイプのサーバを設置した事はありませんでした。
(ってか、このサーバの存在自体が今回初めて知った、という状況です。)
そこで、先週1台発注して作りましょう、という事になって、現在作業を進めています。
文章だけじゃどうしてもイメージが掴めないと思いますので、ちょうど土曜日に撮ってもらった
写真が手に入ったので、掲載しますね。
まずはケースのふたを開けた状態での全体図です。

フルサイズの1Uケースに装置がぎっしり入ってます・・・
向かって下側が前面(電源スイッチが付いている方)、上側が背面(NICやUSBポートがある)
となります。
ケース自体は1つですが、その中で左右に2台分のサーバ装置(CPU、マザーボード、HDD、
電源ユニット)が取り付けられているのです。
次にCPU部分を見てみましょう。

T-BananaやA-Tigerのよりもすごく小さいでしょう。モバイル版のCPUを取り付けています。
(予定ではCore2DuoのT5250が付くはずが、今回は何故かT2300が付いていました・・・)
現在問い合わせ中です。
次にHDD部分です。

Seagate社製のST3250410AS(250GB 7,200rpm SATA)を搭載しています。
同じ3.5インチのHDDですが、T-Bananaサーバでも使用されているST3250620ASと比べると、
少し薄くなっています。(それでも1サーバ単位で2台搭載はスペース的に無理でした・・・)
あと、HDD単体ではSATA300への変更が可能なのですが、マザーボード側でSATA300対応
されていないと、実質SATA150で動作する事になります。(これも現在問い合わせ中)
で、両側についているのは電源ユニットです。(1つ 220Wの容量です)
最後にサーバの背面部分です。

Dualの名の通り、コンセント部や各種ポート等が2台分あります。
(ただ、NICの口が1サーバ当たり2つある(ケース全体では4つ)のにはPIEの技術スタッフと共に
ビックリしました。。。「本当に2つとも動くの?」って。)
2つとも動いてもらえるととてもラッキーです。なぜなら今回のマザーボードを見る限り
外付けNICを取り付けるスロットとか無いので・・・
PIEの技術スタッフも「こりゃおもしろいサーバだっ!」とワクワクしています。
ただし、前回の日記(第56日目)でもお話しましたが、このサーバは現在止まったままです。
OSインストールした後でサーバ内からリブートして帰ってこない、なんて致命的です。
日本時間で明日未明(6/3早朝)は米国時間では月曜日でPolywellが営業再開するので、PIEの
スタッフやNTTecのメンバー等がPolywellにDualサーバをインストールした際に気づいた
不具合や疑問点を聞く手筈になっています。
(('A`)の方で以下の3つについて要点をまとめてメールで託しました。)
1) CPUが当初考えていたのと違うのが取り付けられてきた点
→ マザーボードの制約で取り付けられるCPUが旧型のCore2 mobileしかダメ、
なんて事になったら、がっかり。
2) 冷却用ファンがついていない。
→ インストール時にPIEの技術スタッフが気づいてくれたのですが、とっても
静かなマシンだったけど、稼働中ちょっと暖かくなっていたらしいです。
オーバーヒートになる危険性は無いのか?
3) マザーボードで自動起動オプションがついていないようだ。
→ これもPIEの技術スタッフが調べたのですが、今回のマザーボードはアップルTV
で使用されていたマザーボードが取り付けられている様です。
サーバ内からrebootコマンドで復帰しない、なんて事はアウトです。
設定変更で直るのか、もしくは代わりのマザーボードが有るのか?
なんせ「初物」なので色々と出てきますが、不思議とこういう時は('A`)もPIEの
技術スタッフも集中するんです。
(『百式』の時も『ぞうさん』の時もそうだったなあ・・・)
まだまだ、皆さんにお話しする事は少ないのですが、構築しながら判った事を
随時報告しますので、お楽しみに。
今日も短い日記となりましたが、この辺で。
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